最終決戦直前で袂を分かった天文部とネオ天文部。
ネオ天文部が勝利して花蘭を倒した世界線。
花蘭 「わ、私を倒した所で････私を倒した所で何も変わ
らない。 いつの時代でも、人は己の存在を証明する為に
争いをくり返すのだ！」
ことえり 「違う！ 戦う事がたとえ本能やとしても、人
間はいつか、本能を越える事ができるようになるはずや」
ことえり 「きっとメタ女に平和は来る！ うちらがきっ
と作って見せる！」
花蘭 「た、戦いで手に入れた平和など幻想だ！ お前達
はこの戦いで、平和ではなく新たな戦いの火種を作ったに
しか････うっ･･すぎな････い」
花蘭 「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！」
ことえり 「終わった･･か････」
ＧＡＭＥ ＣＬＥＡＲ
生物部は暫定部活動執行会を立て
即座に領地の３分の２を生徒会に寄進すると表明した。
この対応が効を奏したのか、
翌月に行われた生徒総会におき予想されていた生物部の解体は行われず
同好会への格下げと、
以後９９年間の必要最小限以外の武器非所持という
比較的軽い処分ですむ事となった。
だが、この結果に対し戦勝部である天文部内部では
反発の声も少なくはなかった。
かくして、よしみのクーデター事件から始まり
メタ女全校を巻き込んだ『建都１２００年の乱』は、
事実上生物部の敗北という形で、その幕を降ろす事となった。
しかし、かなしいかな。
戦場に散ったおびただしい血を現実の物と感じてもなほ
これで戦いの歴史自体に幕が降りたのだとは
ほとんどの生徒が確信していないに違いない。
花蘭は言った。
「人と人とは分かり合う事ができない」、と。
残念ながら、今までの歴史を紐解いただけでは
『そうではない！』と言い切ることはできない。
はたして人は未来へと。
そして、より良きとされる方向へと進化を遂げる事ができるのであろうか？
他人の痛みを真に分かちあえる日はくるのだろうか？
たとえ争う事が本能だとしても、
それを乗り越えられるまでに成長できるのだろうか？
今、答えを出す事は誰にもできない。
だが、決して悲観的になってはいけない。
人にはまだ、『努力』するという道が残されている。
そう、メタ女のこれからの歴史は、私達がつむいでいくのだ！
真由美はその言葉を強く噛みしめながら
部長の椅子へと腰を掛けるのであった。
運命だとか言って、あきらめる事はいけないと思うのです
私達は自分の生き方を、あなたを思う暖かい気持ちと
自分自身の力とで切り開いていけるのですから。
イワドリッヒ＝ヨレヨレ パペッティア人への手紙
〜最後のページより
リサリサ
ことえりと同じくメタ女を中退し旅に出る。
その後チベットの有る村で、修行に勤しむ大阪弁なまりのブラジル人
という記事が新聞の片隅に載ったが、彼女かどうかは知る術もない。
ことえり
事件後責任を取りメタ女を中退する。 リサリサと共にあてのない旅
に出る。 その後、彼女を見た者はいないという。
卓美
再び外務長官となり旧天文部の勢力を結集すべく、バリバリと日夜駆
け回っている。 そのストレスのせいか、最近ハゲてきているらしい
（特に生えぎわ）。 ヘアチェックに電話するか考え中のところだ。
乃理子
真由美部長代行から、西支部支部長を命じられるが。 辞令をことわ
り天文部を引退。 弱小クラブに戦闘を教える、放浪の剣士となる。
まりえ
事件が終わった後、恋人ができたとかで天文部を引退。 相手はナイ
ショという事で誰も知らないが、寺町筋で腕を組みながら歩いている
姿を新聞部にフォーカスされる。 なかなかの美形だそうである。
由比
部長代行付きの秘書となるが、大失敗をやらかし失脚。 今は西支部
でのんびり過ごしているという。
真由美
『建都１２００年の乱』が解決後、部長代行として天文部本部部室の
本格的な再建を指揮する。 部長選出選挙では最有力候補と見られて
いたが出馬しなかった。
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紅木本花蘭のみならず、よしみに扇動されてネオ天文部側に付いたことえり。
花蘭を倒した功績もあるのに、自ら責任を取るの好き・・・