あくまで優しく | どこまでも厳しく |
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百合香 「・・・・確かにそうだけど、人に知られたくないこ とをするときって、誰でも見つからないようにするもんじ ゃないのかな?」 柚葉 「うちが早弁するのと同じやな、絶対にメシ食べて るようには見せへんで」 百合香 「・・・・・・? ちょっと違うような気もするけどま あ似たようなものね」 由希子 「何かやましい事があるから、平穏を装い平和を 願っていると、思い込ませている・・・・」 クリス 「かほり先輩は単純やさかい、植え付けられてい るイメージに、騙されやすいんですわ」 かほり 「そうなのかなぁ・・・・」 百合香 「とにかく、条約違反の兵器があるか無いかはコ ンピュータのデータを調べれば分かるだよ!」 クリス 「そうですな、行って調べてみれば白黒はっきり します」 かほり 「・・・・うん、わかった。 じゃぁ行こう!」 |
百合香 「なに言ってるのよかほり! 柿ノ木様が間違っ た調査報告なんかで、私達を危険な任務に付かせるわけが 無いじゃない!!」 百合香 「かほり! 私達はメタ女の平和の為に任務をし ているのよ!」 かほり 「でも・・・・・・」 柚葉 「そうやで~、うちらが正義で天文部は悪なんや! 悪い奴はやっつけなあかん!」 クリス 「それは先輩の頭の中だけです」 柚葉 「えっ!?」 百合香 「とにかく行って調べてみようよ」 由希子 「・・・・・・それが一番、コンピューターを調べたら 条約違反の兵器があるか無いかはっきりするから」 かほり 「そうか、そうだよね。 かほり達は正義の味方 だもんね・・・・・・」 百合香 「そうに決まってるでしょ! 私達はどんな凶悪 犯罪者も恐れる生徒会諜報部第三課よ」 かほり 「うん、分かった。 じゃぁ行こう・・・・」 |
見張りを倒して~ | 陽動作戦を~ |
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百合香 「よし、見張りを倒そう」 柚葉 「よっしゃ! そうこなな!」 由希子 「ふぅー。 どうなっても知らへんからね」 クリス 「由希子先輩、そない嫌やったら、ここで待っと かはったらどうです?」 由希子 「別に、嫌っていう訳やないわよ・・」 かほり 「コンピュータのデータを盗むんでしょ? だっ たら由希子がいてくれなきゃ」 クリス 「そうですな、かほり先輩には無理そうですし」 かほり 「クリスちゃん・・キツイ」 柚葉 「おいおい、しょうもない事はどうでもええさかい はよ突撃しようや!」 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 百合香、由希子の死亡 警備員 「ヤー主任! 誰か近づいて来ます!!」 ヤー主任 「なにっ!」 ヤー主任 「な、なんだあの戦闘制服は!」 警備員 「分かりません、私はあのような戦闘制服を見た 事がありません!」 ヤー主任 「まさか、手芸同好会の残党か?!」 警備員 「主任、副部長に連絡を取って下さい!」 ヤー主任 「まて、相手を良く見ろ。 たった5人じゃな いか。 中の部員を合わせれば我方は10名、奴等が手芸 同好会の残党なら作戦など知れたもの・・・・」 ヤー主任 「ここで奴等を倒せば俺達だけの手柄・・・・」 警備員 「主任、しかし!」 ヤー主任 「俺に逆らうのか!」 警備員 「い、いえ・・・・」 ヤー主任 「では行くぞ!」 |
百合香 「よし、陽動作戦の方で行きましょう」 由希子 「適切な判断やね。 陽動はかほりと柚葉に任せ ましょう」 柚葉 「行くのはかまへんけど、なんでうちらやの?」 由希子 「そりゃ騒ぎを起こすんだから、うるさい方がい いやない」 かほり 「うんうん。そうよね」 柚葉 「あほかかほり! 自分の事言われとんのやで!」 かほり 「え、ひっどぉ~い! それ無いんじゃない!」 柚葉 「せやせやせや! うちらは至って普通や!! なあ 、かほり」 かほり 「柚葉は、ちょっとうるさいかも~」 柚葉 「なんやと! 裏切んのかいな、この薄情者!!」 クリス 「二人とも、十分やかまし思いますけど」 由希子 「じゃぁ、かほり、柚葉、頼むわよ」 柚葉 「はいはい、行きますよ・・」 由希子 「見張りに気付かれないようにね」 柚葉 「わかっとるっちゅうに!」 百合香 「由希子、天文部のコンピュータって使える?」 由希子 「ちょっと癖があるけど、問題ないわ」 百合香 「じゃあ、大丈夫だよね」 柚葉 「よっしゃ、ほな始めよか」 柚葉 「火事や~!! 誰か来てくれ~!!」 かほり 「救急車呼んで! 部室が燃えちゃうよ!!」 柚葉 「なぁかほり、これぐらいでええかな?」 かほり 「いいんじゃない、それより早く逃げようよ~」 柚葉 「せやな、そうしよう」 ヤー主任 「火事!? 奥の部屋か!!」 ヤー主任 「おい、行くぞ!!」 警備員 「しかし、ヤー主任・・警備の方は・・・・」 ヤー主任 「何を言っている、これは緊急事態だ! 万が 一燃え広がってみろ! 警備班の危機管理能力が問われか ねないぞ!」 警備員 「わ、分かりました!」 ヤー主任 「くそっ、何て事だ! 私の地位はどうなるん だ・・・・」 百合香 「由希子が言ったとおり、ほんと二人が適任」 クリス 「はぁ、しかし火事ですか・・また、えらい古臭い 手を使わはりましたなあ」 百合香 「まあ、いいじゃない、うまくいったんだし」 クリス 「天文部のレベルが低ぅて、助かりましたな」 百合香 「クリス、結構キツイこと言うわね」 クリス 「そうです?」 百合香 「さぁ、行こう!」 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 百合香、由希子の死亡 |