戦闘不能で『捕まっちゃった!』へ、敵を一人にするか逃げ切れば『攻略本販売事件』へ。

魔法攻撃や集団攻撃技で敵を全滅させるとゲームオーバー。



かほり 「ごめんなさ~い、ちょっと遅れちゃいました」
由希子 「かおり、遅いやない。 何してたん?」
かほり 「ごめ~ん、ちょっとトイレだったの」
かほり 「あ、それで柿ノ木様、なんの用ですか?」
百合香 「うーんと、その前にかほり。 あなた、この前
の中間テストで、結構いい点取ったらしいじゃない」
かほり 「そう! 聞いて聞いてよ、かほり平均点82点
だったの! すごい? すごい?」
由希子 「82点? すごいじゃない、いつもは赤点ばっ
かりやのに」
かほり 「あ、ひっど~い! 『ばっかり』じゃないよ!
赤点のアベレージ3~4科目だけだもん」
由希子 「だけって・・・・、十分『ばっかり』やないの」
柿ノ木 「しかし、よく頑張りましたね。 聞く所による
と、成績順位が二万七千番もアップしたと言う話だけど、
一体どうゆう勉強をしたのですか?」
かほり 「それが~、友達にヤマを教えてもらったんだけ
ど~、もうバッチリ当たっちゃったんです」
百合香 「そうだよね。 かほりだって一応、生徒会の諜
報部員なんだし、買ったりはしないよね」
由希子 「うん、あたしだって別に疑ってたわけじゃない
んやけど。 ただ、いきなりあんな点をとるのはどうした
んかなぁ、って思っただけなんや」 
かほり 「えっと~、その~、話が見えないんだけど・・・・
結局、なんであたし呼び出されたの?」
柿ノ木 「率直にいいましょう。 実は、前回の中間テス
トの問題用紙が漏れていたらしいの」
百合香 「でね、結構な人数が、小論文すらほぼ同じ答え
で高得点を取っているの」
由希子 「そう、それで調べてみたら、どうやらその漏れ
出した問題用紙を元に、テストの攻略本が作られて販売さ
れているらしいねん」
かほり 「へぇ~、それって大事件~!」
かほり 「・・ん? ちょっと待ってよ・・・・」
かほり 「あっ、ひっど~い! あたしがそれを買ったと
思ってたの!!」
百合香 「かほり、それは思い込み過ぎ! さっき私達も
質問されたところ」
由希子 「そうやで。 赤点なんか一度も取った事のない
あたしでさえ、質問されたんやから」
柿ノ木 「ごめんなさいかほり。 疑っていたわけじゃな
いのです。 ただ、次の任務をしてもらうにあたって確認
しておきたかっただけなのです」
百合香 「それでは、我々がその調査を?」
柿ノ木 「そうです。 噂では、さ来週行われる漢字書き
取り小テストの攻略本が既に出回っているとか・・」
かほり 「げぇ~、さ来週漢字のテストあるの~!」
由希子 「かほり! 話の途中やって!!」
百合香 「では柿ノ木様、売買の現場に突入してバイヤー
を逮捕すればいいんですね!」
柿ノ木 「いいえ、攻略本を売っているのはおそらく小物
です。 今回の任務は販売員を捕まえてバックの組織を調
査する事です」
柿ノ木 「はるか」
はるか 「はい」
はるか 「これをお使い下さい」
由希子 「これは?」
はるか 「フェルミオン量子拡散方式の転送追跡インクを
染み込ましたお札です。 半径133フィート20インチ
以内ならば転送先を割りあてる事ができます」
柿ノ木 「百合香、この任務は危険です。 バイヤーとの
接触は大事を取って一人で行って下さい」
百合香 「分かりました、お任せ下さい!」

かほり 「で、どうしてかほりが一人でオトリ調査しなき
ゃいけないわけ?」
かほり 「あぁ~ぁ、もう」
かほり 「そりゃ百合香や由希子よりは成績悪いし~、勉
強できない友達多いけど~!!」
かほり 「結局、こないだのテストの成績が上がったのだ
って、かほりが攻略本買ったせいだと思われてるし!」
かほり 「・・・・ほんとは攻略本コピーさせてもらったんだ
けどぉ」
かほり 「えっと、場所はここで良かったんだっけ??」
かほり 「ああん、もう! とにかく何で一人なのよ!!
むかつくぅ~~!」
バイヤー 「ヘイ! そこのお嬢さん、何か悩みがあるの
か~い?」
かほり 「(来た、来た、えーと、合言葉は・・・・)」
かほり 「そう言うあなたはどちら様?」
バイヤー 「あたいは正義の占い師、あなたの悩みをズバ
ット解決! ズズズズズズズズズズズズズバット!」
かほり 「私は悩める2回生、私の悩みは成績不信、今度
の漢字テストが怖くて、しょうがな~い!」
バイヤー 「それならあたいにお任せを! 絶対確実アド
バイス、今ならたったの二千円! ポッキーリ!!」
かほり 「オッケー聞かせて頂くわ、一体どんなアドバ~
イス?」
バイヤー 「合言葉はオッケーだ。 ほら、これが次回の
小テストの攻略本だ」
かほり 「ありがと~。 はい二千円」
バイヤー 「分かってると思うが、この事をむやみに喋る
なよ。 生徒会にばれでもしたら面倒だからな」
かほり 「大丈夫、大丈夫。 かほり口、かたいから~」
バイヤー 「生徒会員のあんたの口がかたくてもなぁ」
かほり 「それは、そうよね~。 かほりの口がかたくっ
ても、かほり自身が生徒会員だから意味ないよね、へへへ
へへって・・・・え!」
かほり 「あ、あれ?もしかして・・ば、ばれてる?!」
バイヤー 「もしかしなくても当然だ、客層は事前に調べ
てある。 あんたみたいに、順位が下から数えた方が早い
ような奴の所属ぐらい分かってるさ」
かほり 「ひっど~い! 騙したのね!」
バイヤー 「良く言うぜ、それはこっちのセリフだ。 み
んな出て来い!」
バイヤー 「さて、観念してもらおうか」
かほり 「なにこれ! なにこれ! もしかしてピピピピ
ンチ!?」
バイヤー 「へっ、もしかしなくても絶体絶命だ!」
バイヤー 「言っただろ、観念しろって」
かほり 「ヤッバ~イ、数が多すぎるよ! もしかして逃
げるが勝ち? でも・・、逃げられる?」

勝利条件  逃げる(画面の端に移動)、不明
敗北条件  敵を全滅させる、不明

(敵遺言一覧)
謎の敵B 「いくらなんでも、一人を相手に死ぬなんて・・
・・」
謎の敵C 「時間よ止まれ!!」(上級部員)
謎の敵D 「雪が・・食べたいなぁ・・・・」(上級部員)
謎の敵E 「今日の晩ごはん、なんだったんだろう・・・・」
謎の敵F 「神々のし・・も・・・・まだ・・・・」
謎の敵G 「私を踏み台に、勝利を・・勝利を!!」(水泳部員)
謎の敵H 「ジーク!!!」(上級部員)
謎の敵J 「髪がいたんじゃうよぉ」(魔術部員)
謎の敵I 「あぁ・・光と人の渦が・・溶けて・・・・」(魔術部員)
謎の敵K 「あぁ・・憎しみあうのね・・」(魔術部員)
バイヤー 「し・・る・・くさ・・・・」(側近部員)

【●画面端まで移動●】
かほり 「おっけー! なんとか逃げれそう!!」

バイヤー 「しまった! 逃がしちまったか」
謎の敵 「どうします、追いかけますか?」
バイヤー 「いや、もう追い付けんだろう。 販売拠点が
ばれちまった訳じゃない。 よし、一旦もどるぞ!」
謎の敵 「はっ!」
バイヤー 「あーあ、しるく様に叱られるよぉ・・」
or
謎の敵 「しまった! 逃がしちゃったわ。 リーダーは
やられちゃうし、最悪だよ~」
謎の敵 「しょうがない、一旦基地に戻って報告するしか
ない。 しるく様、怒るだろうな・・」

かほり 「逃げたと見せかけて、実は超必殺技『尾行』だ
もんね。 実は、あのお金には量子なんちゃら転送追跡イ
ンクがついてるんだから!」
かほり 「任務を達成せずに帰ったら、百合香と由希子に
何言われるか解んないもん。 基地の場所くらいは調べと
かないと。 うん、かほり結構やるぅ~」
STAGE CLEAR

【●敵を一人残して撃破●】
謎の敵 「ちょっと待って下さい。 一人じゃ戦えません
降伏します、命は助けて下さい」
or
バイヤー 「ちょっと待って下さい。 一人じゃ戦えませ
ん降伏します、命は助けて下さい」

かほり 「なーんだ、全然たいしたことないじゃん。 最
初の目的とちょっと違うけど、まぁいいか」
謎の敵 「ごめんなさい、何でも喋ります・・・・。 痛くし
ないで下さい・・」
STAGE CLEAR
【●かほり敗北●】
かほり 「ああん、やっぱりこの任務、かほりには荷が重
すぎたのよぅ!」

バイヤー 「よし、こいつは倉庫に放り込んでおけ」
謎の敵 「殺さないのですか?」
バイヤー 「生徒会員だからな、むやみに殺すとマズイ事
になりかねん。 しるく様に指示を仰ぐ」
謎の敵 「分かりました」
or
謎の敵 「かなり、てこずったわね。 リーダーはやられ
ちゃうし・・」
謎の敵 「しょうがない。 こいつを連れて帰って、しる
く様に指示を仰ぎましょう」
(『捕まっちゃった!』へ)
【●敵全滅●】
かほり 「あ、敵全滅させちゃった。 ま、いっか」

いいわけが無い! 敵を全滅させたら一体誰に敵のアジト
の場所を聞き出すのだ? かほり! しっかりするんだ!

どうする、かほり?
 しかたない、ゲームオーバーになります
 嫌だ、ゲームオーバーにはなりたくない!

GAME OVER

そんな事言っても、敗北条件に敵の全滅と書いてあったで
しょ。 だめです、ゲームオーバーです。

と言ってみたものの、せっかくこの隠しメッセージを見つ
けてくれたのに、タダでゲームオーバーにするのも何です
から、特別に(??)製作者の戯言モードに突入します

製作者の戯言をみますか?
 見る
 見ません

かほり 「じゃぁ、表示しま~す」

この度は、ツァイ-メタ女-をプレイしていただき本当にあ
りがとうございます。

メタ女シリーズは、(シリーズと言ってももう続編を作る
気持ちは個人的にはありません)世の中に感じる様々なア
ンチテーゼをエンタテインメントに繰り込む事はできない
かと考え企画しました。

メタ女と言う世界は、我々から見ると大変こっけいな世界
です。 彼女達は、自分の思想や自分が思う人の為に必死
に戦い、血を流します。 しかも、我々にしてみればしょ
うもない理由で命まで落とすのです。

しかし、彼女達は『メタ女』という世界のルールで真面目
に必死で生きています。

      我々はどうなのでしょう?

私は、メタ女やツァイで、例えゲーム中の出来事であるに
せよ、人命を軽々しく扱おうとは思いません。 どんなキ
ャラクタが死んでも、その死に台詞を考え・書くのに私は
心を痛めます。

言うなればただの雑魚キャラにまで1つ1つ違った死に台
詞があるのか? また、いわゆるボスや自キャラが死んだ
時に1言で死ぬときがあるのか? それは私なりに死の等
価を表現したかったからです。

『ちょっと残酷すぎやしないか?』 確かにそうです。な
ぜならば、普通より残酷に描いているからです。

私は、この作品で遊んでいる方々に何かの思想を押し付け
ようとかそう言う事はまったく思っていません。

残念ながら、私の力量不足で感じて欲しい『モノ』を表現
し切れていません。 このゲームがきっかけとなってそれ
らの事について、考えていただけるならば、幸いだと思っ
ています。

            と、

色々偉そうな事書きましたけれど、やっぱり私はエンター
テインメント作品を作っている訳ですし。 考えていただ
くのももちろんありですけど、やっぱり楽しんでいただき
たい訳です!

私なりに、エンターテインメント的味付けをしたつもりで
す。 とにかく! 値段以上に楽しんで下さい!!

   そして・・、

         考えてください。

ゲームについて、宇宙について、そして、自分について

かほり 「うわぁ~、なんか偉そうな事ばりばりほざいて
いたね!! なんか、やな感じ~」
かほり 「ああいうのがおじさんになると、超セクハラで
援助交際バリバリなよだれタレタレおじんになるのね!」
かほり 「あ、そうそう! ゲームオーバーになるのは仕
方ないから、もう一度この面やり直してね!!」
GAME OVER

      それでは、さようならー。
GAME OVER
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敗北条件が『敵を全滅させる』『不明』の2つらしいけれど

敵を全滅させない敗北条件はいまだに不明。