調査を続けさせて~ | 何も言わない |
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百合香 「柿ノ木様! この事件をこのままにはしておけ れません! どうか捜査の続行を許可下さい!」 由希子 「そうです、柿ノ木様! 不正が行われているの はほぼ間違いありません!」 柿ノ木 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 柿ノ木 「わかりました・・、あなた達の正義感には負けま した。 調査の続行を許可します」 柿ノ木 「この件での逮捕はできませんが、別事件の参考 人として、ここに会長をお連れしなさい」 柿ノ木 「・・・・この際です、仕方ありません。 容疑は、 危険物所持としましょう」 柿ノ木 「相手は写真同好会です、現像室の中を探せば危 険薬品の一種類や二種類、見つかるはずです」 百合香 「し、しかし、柿ノ木様、それで本当によろしい のでしょうか?」 柿ノ木 「はるか、写真同好会の会長『大橋かのこ』の前 科は?」 はるか 「・・・・・・・・・・、大橋かのこに前科はありませんが 度々自転車の不法放置で注意を受けています」 柿ノ木 「それね、危険物所持に自転車不法放置を加えま しょう」 柿ノ木 「百合香小隊に命じます、以上の容疑で『大橋か のこ』を逮捕しなさい」 百合香 「はっ、了解致しました!!」 (『暗闇の中で・・・』へ) |
百合香 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 柿ノ木 「残念ですが、この事件の調査は打ち切ります」 百合香 「そんな、しかし!」 柿ノ木 「これ以上捜査を続行すると、写真同好会に押し 入ったのが我々だと、世間に知れてしまいかねません」 百合香 「ですが、諜報三課には、認められた事件に付い ての極秘潜入捜査権があります! 写真同好会への潜入は 合法です!」 柿ノ木 「確かに合法か非合法かと問われた場合、あの捜 査は間違いなく前者です。 ですが、百合香達も知っての 通り、我々諜報三課に対する風当たりは強いのです」 柿ノ木 「調査は打ち切りです」 柿ノ木 「百合香、私だって辛いのです。 できるものな らこの手でジョル・徐・ニーニョに詰め寄り不正を問いた だしたい!」 柿ノ木 「しかし、これ以上合法的に調査を進めるのは困 難なのです。 分かって下さい」 百合香 「・・・・分かりました、では我々は何を?」 柿ノ木 「百合香達には別の任務をやってもらいます」 柿ノ木 「はるか、後は頼みます・・・・」 はるか 「百合香小隊には、薩摩芋の大量強奪事件を捜査 していただきます」 かほり 「え? さつまいも? 何それ??」 はるか 「最近、薩摩芋の市場価格が急上昇しているのは ごぞんじでしょうか?」 由希子 「ええ、なんでも現在の価格は去年の3倍とか聞 いていますが・・」 かほり 「あ、それ知ってる~。 こないだワイドショー でやってたもんね」 百合香 「それがなにか?」 はるか 「価格上昇の原因は、薩摩芋の不作による市場流 通量が激減しているからですが・・」 はるか 「更に、1ヶ月ほど前から、ほぼ毎日のように園 芸部の畑が襲われ、薩摩芋が盗まれていることが価格上昇 の追い打ちをかけています」 由希子 「では、そのイモの強奪犯を突き止め逮捕するの が今回の任務ですね」 はるか 「そうです」 百合香 「わかった、その任務引き受けよう」 由希子 「では、私達は何をすればいいのですか?」 はるか 「諜報四課の調べによれば、今回これだけ芋が流 通不足であるにも関らず、最近できた薩摩芋問屋『紅屋』 だけは豊富に在庫を抱えているということです」 はるか 「まずはその薩摩芋問屋『紅屋』の倉庫を調べて 下さい」 はるか 「以上です、宜しくお願い致します」 (『薩摩芋強奪事件1』へ) |
倶楽部昇格会議~ | 薩摩芋強奪事件~ |
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柿ノ木 「写真同好会が、倶楽部昇格選考会議で特選扱い されていたという話は前回した通りです」 柿ノ木 「これは、特別推薦をしたジョル・徐・ニーニョ 生徒会役員にワイロを贈ったのではないかとにらみ、四課 に調査をさせていました」 柿ノ木 「その結果、徐と写真同好会との直接的な繋がり は発見できなかったものの、『ハッピー・ファニー・カン パニー』という会社との間に多額の金の流れがある事を突 き止めました」 由希子 「『ハッピー・ファニー・カンパニー』て言うた ら、部領地の売買を行ってる学内の営利団体ですね」 柿ノ木 「その通りです。 調べた帳簿によると、写真同 好会は領地の一部を『ハッピー・ファニー・カンパニー』 に売り渡しているのです。 しかも、格安の値段で・・・・」 かほり 「ねね、百合香。 それって、いけないこと?」 百合香 「別に構わないはず、多分。 でも、生徒会の承 認を受ければね」 由希子 「そうやけど、非公認団体が部領地売買の承認を 受けるには、かなり厳しい審査があるはずやけど・・」 はるか 「その通りです。 しかし、その審査を行なう、 生徒会内の領土地理管理局は、ジョル・徐・ニーニョ派が 全て掌握しています」 百合香 「なるほど、ハッピー・ファニー・カンパニーは 隠れミノってわけ・・」 柿ノ木 「そういう事ですね。 ただ同然の値段で領地を 買って、相場の値段で売る。 そして、その差額を賄賂と して受け取っている・・・・」 百合香 「それでは、我々は写真同好会の会長を逮捕すれ ばよろしいのですね!」 柿ノ木 「そういうことです」 (二度目以降) はるか 「それではもう一度説明いたします。 写真同好 会に行き、大橋かのこ会長を逮捕する任務です」 |
はるか 「この任務は、薩摩芋の大量強奪事件を捜査して いただく任務です」 かほり 「え? さつまいも? 何それ??」 はるか 「最近、薩摩芋の市場価格が急上昇しているのは ごぞんじでしょうか?」 由希子 「ええ、なんでも現在の価格は去年の3倍とか聞 いていますが・・」 かほり 「あ、それ知ってる~。 こないだワイドショー でやってたもんね」 百合香 「それがなにか?」 はるか 「価格上昇の原因は、薩摩芋の不作による市場流 通量が激減しているからですが・・」 はるか 「更に、1ヶ月ほど前から、ほぼ毎日のように園 芸部の畑が襲われ、薩摩芋が盗まれていることが価格上昇 の追い打ちをかけています」 由希子 「では、そのイモの強奪犯を突き止め逮捕するの が今回の任務ですね」 はるか 「そうです」 (二度目以降) はるか 「それではもう一度説明いたします。 この任務 は、薩摩芋の大量強奪事件を捜査していただく任務です」 |
倶楽部昇格会議~ | 薩摩芋強奪事件~ |
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柿ノ木 「では、さっそく写真同好会へ行き、写真同好会 々長大橋かのこを拘束しなさい」 柿ノ木 「ただし、証拠がこの件での逮捕はできません、 あくまで別事件の参考人として、お連れしなさい」 柿ノ木 「・・・・この際です、仕方ありません。 容疑は、 危険物所持としましょう」 柿ノ木 「相手は写真同好会です、現像室の中を探せば危 険薬品の一種類や二種類、見つかるはずです」 百合香 「し、しかし、柿ノ木様、それで本当によろしい のでしょうか?」 柿ノ木 「はるか、写真同好会の会長『大橋かのこ』の前 科は?」 はるか 「・・・・・・・・・・、大橋かのこに前科はありませんが 度々自転車の不法放置で注意を受けています」 柿ノ木 「それね、危険物所持に自転車不法放置を加えま しょう」 柿ノ木 「百合香小隊に命じます、以上の容疑で『大橋か のこ』を逮捕しなさい」 百合香 「はっ、了解致しました!!」 (『暗闇の中で・・・』へ) or 柿ノ木 「容疑は、そうね・・・・」 はるか 「柿ノ木様、写真同好会の会長『大橋かのこ』は 校内風俗営業法違反事件の調査のさいに押収した客名簿に 確か、記載されていたと思いますが・・・・」 柿ノ木 「なるほど、カジノろわいやるから押収した名簿 が役に立ちましたね」 柿ノ木 「百合香小隊に命じます、風俗営業法違反の再調 査の為、重要参考人として写真同好会会長『大橋かのこ』 を連行しなさい」 百合香 「はっ、了解致しました!!」 (『暗闇の中で・・・』へ) |
はるか 「諜報四課の調べによれば、今回これだけ芋が流 通不足であるにも関らず、最近できた薩摩芋問屋『紅屋』 だけは豊富に在庫を抱えているということです」 はるか 「まずはその薩摩芋問屋『紅屋』の倉庫を調べて 下さい」 はるか 「以上です、宜しくお願い致します」 (『薩摩芋強奪事件1』へ) |