敗北条件には書かれていないが、柚葉が撃破されてもゲームオーバー。

『包囲戦!』はスキップが可能だが、エンディング後の柚葉の進路が変わる。


『包囲戦!』

生徒会長 「弁護人、最終弁論を」
被告弁護人 「先月、鬼頭教授が担任するクラスの生徒が
いじめを苦に、自殺をしたのはご承知の事でしょう」
被告弁護人 「友人であったコーラス同好会の被告達は、
事件の後、独自に調査を行い、鬼頭教授がクラス内で行わ
れたいじめを放置していた、と結論付けました」
被告弁護人 「そして、彼女達はいじめを黙認した教授に
当然の報いを与えようとしたのです」
被告弁護人 「陪審委員の皆さん! この事件は単純な暴
力事件ではないのです。 どうか、彼女達コーラス同好会
を解散させて、皆さんの心に悔いが残るような事をしない
で下さい」
弁護士 「被告弁護人は言いました、コーラス同好会は当
然の報いを与えようとした、と」
弁護士 「いいえ、実際にはそんな生易しいモノでは有り
ませんでした」
弁護士 「彼女達コーラス同好会は鬼頭教授を待ち伏せ、
なんという事か闇夜に紛れ、襲ったのです!」
弁護士 「彼女達は、まず守衛を弓で殺し・・・・」
弁護士 「そして・・・・・・、教室の中になだれ込み、取り押
さえられるまでに、残虐な鈍器でボディーガードを4人も
殺したのです」
弁護士 「もちろん、彼女達にその様な行動を取らせてし
まった理由があったでしょう」
弁護士 「しかし! その理由というのが、彼女達の間違
った思い込みであったと言う事はこれまでの審理の過程を
見ても明らかでしょう」
弁護士 「私の依頼人は、他の誰もが認める善良で有能な
教職者です。 担任だったとはいえ、彼に自殺した生徒に
対して責任があると、誰が言えるのでしょう?」
弁護士 「この問題は、一個人が抱えうるべき問題では有
りません、社会の問題なのです。 そう、答えは『NO』
です。 誰も彼を責める事はできないのです!!」
弁護士 「どうか陪審委員の皆さん! 被告の勝手な思い
込みなどに同情せず、正義を貫いて下さい!」
弁護士 「以上です、生徒会長」
生徒会長 「分かりました。 陪審委員の皆さんは退席し
審議に入って下さい」
警史 「陪審委員入廷!」
生徒会長 「陪審委員会は、評決に達しましたか?」
陪審委員長 「はい、生徒会長」
生徒会長 「では評決を」
陪審委員長 「我々、第18陪審委員会はこの件に関して
鬼頭教授の訴えを全面的に認め、被告全員に傷害罪を適用
します」
陪審委員長 「又、この事件がコーラス同好会の組織的犯
行であった事を確認し、同会を明日0時をもって解散処分
とします」
コーラス同好会々長 「そ、そんな馬鹿な!」
生徒会長 「静粛に! 静粛に!」
生徒会長 「警備兵、コーラス同好会長を拘束しなさい」
コーラス同好会々長 「せ、生徒会長! 方法論はどうで
あれ、我々は当然の正義を! 生徒会長!!」
鬼頭源三 「警備兵諸君、何をしているのだね。 この犯
罪者共をはやく法廷の外に放り出してくれたまえ」
コーラス同好会々長 「クソッ、このオニガシラァ!」
鬼頭源三 「下衆め、教師を呼び捨てにしおって」
柿ノ木 「それだけ、教師としての尊厳が失われていると
いう事ではないのですか。 鬼頭教授?」
鬼頭源三 「ぬ、ぬぅぅぅ!」
生徒会長 「本日の審理はこれを持って終了します」
鬼頭源三 「ぬぅぬぅ、生徒会長!」
生徒会長 「なんでしょうか、鬼頭教授」
鬼頭源三 「コーラス同好会の解散見届け人として、柿ノ
木正美副会長を推薦します」
柿ノ木 「!!」
生徒会長 「分かりました。 柿ノ木副会長は後ほど生徒
会長室へ」
生徒会長 「それでは、解散とします」
警史 「起立!」

柿ノ木 「以上で任務の説明を終わります」
由希子 「柿ノ木様! 納得がいきません!」
柿ノ木 「納得がいかないのは承知しています」
柿ノ木 「ですが、我々は生徒会の役員として、決められ
た職務をまっとうしなければいけないのです」
由希子 「しかし、あの事件はどう考えても、鬼頭に正義
があるとは思えません。 それなのに、どうしてコーラス
同好会を取り潰さなければあかんのですか!」
柿ノ木 「由希子。 その時代の正義・不正義はおまえが
決める物ではないのです。 以上です、下がりなさい」
由希子 「柿ノ木様!」
百合香 「由希子、もういい加減にしなさい! 柿ノ木様
のお気持ちも考えなさいよ」
柿ノ木 「下がりなさい」
由希子 「・・・・・・・・・・・・・・」
百合香 「・・・・・・失礼します」
はるか 「柿ノ木様、心中お察し致します」
柿ノ木 「はるか・・・・・・・・・・、」
柿ノ木 「メタ女はおかしくなり過ぎた。 もう自分達が
狂っていると、微塵にも感じなくなってしまった程に・・」
柿ノ木 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
はるか 「・・・・泣いて、おられるのですか・・・・・・」
柿ノ木 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
由希子 「で、どうするの百合香・・・・」
百合香 「任務の事?」
百合香 「断らないよ。 だって私達、プロじゃない」
由希子 「それってプロなの?」
百合香 「私にとってはね。 かほりは?」
かほり 「引き受けた方が良いと思う・・。 だって、百合
香やるんでしょ?」

どうする百合香、決断だ!!
 コーラス同好会廃部任務を引き受ける
 任務は断る

百合香 「うん、やる」
かほり 「じゃぁかほりもやる~」
由希子 「かおり、あんたそれでいいの? それがあんた
自身の意見やの?!」
かほり 「え、あ・・、うん、そ・・そうだよ」
百合香 「由希子、これは仕方ない事だよ。 たとえ、動
機に同情の余地があったとしても、罪を犯した責任を追及
する事をやめてはいけないんだよ!」
由希子 「・・・・・・確かに百合香の言う通りや。 分かった
わ、この任務引き受ける事に反対はしない・・・・」
由希子 「・・・・ただし、諜報部員として反対はしないって
事よ」
百合香 「気休めだけど、それでいいんだと思う」

柚葉 「あー、あー、籠城しているコーラス同好会のみな
さんに告ぐ、あんたらは完全に包囲されてる!」
柚葉 「このまま抵抗したかって、どないなるもんやない
で!! 悪いようにはせんさかい、観念して出てこい!」
コーラス同好会員A 「て、て、てやんでェ~、お前らに
何がわかるっテんだ! 我々は会長が釈放されるまで、こ
こを一歩も動かんぞ~」
柚葉 「あっ、百合香応援に来てくれたんか!」
柚葉 「なな、聞いてくれや。 奴等、拘束されてる同好
会長を釈放せぇ、ゆうて一歩も引きよらへんねん」
百合香 「柚葉小隊長、これ以上は好転の余地が無いんじ
ゃない? 残念だけど、突入するしかないよ」
柚葉 「突入て、あんた。 人質もおんねんで」
百合香 「由希子、かほり」
かほり 「準備はできてる~」
由希子 「ふう、気が乗らないけど・・・・」
柚葉 「ちょちょちょ、待ちって、ちょっと」
百合香 「じゃあ、作戦を立てるよ」
百合香 「敵は部室内に7名程度、部室前には3名いる。
人質は部室内に3名、部室前には1名」
由希子 「人質の救出を第一に考えるんやったら、部室前
の敵に見つからないよう近づいて、一気にバリケードを突
破するしかあれへんね」
かほり 「それで~、先に人質を救出してから2人を倒す
わけね~!」
百合香 「そう、上出来じゃない! 敵の目をこの場所に
引き付けておいて、その間に死角から接近する」
百合香 「ルートは・・・・。 そう、右に見える森の中から
行こう。 壁をつたって移動すれば、敵に見つからずにバ
リケードの横に出るよ」
かほり 「百合香、あったまいい!」
かほり 「結局~、誰かが敵の目を引き付けて、そのスキ
に別の部隊が、道をこのまま右に行って~、森と部室の壁
の間を通って捕虜を救出するっと!」
柚葉 「あ、ほな、そのウチにピッタリな敵の目ぇ引き付
けるっちゅう役するわ」
百合香 「え? そうくる? じゃ、じゃぁ頼みます」
柚葉 「よっしゃぁ、なんや気ぃ乗って来たで~。 どん
な作戦で行こかいな。 母と娘涙の対面作戦で行こうか?
それとも、輪島の試合涙語り作戦で行こうか??」
かほり 「??」
由希子 「よし、百合香! 行こう!」

人質救出条件  敵に見つからずに人質を救出する(人質
        の隣に移動する)
勝利条件    敵の全滅
敗北条件    百合香、かほり、由希子いずれかの死亡

【●3ターン目●】
柚葉 「コーラス同好会の皆さ~ん、無駄な抵抗は止めて
武装解除し、人質を解放しなさい!」
柚葉 「もしも、あんたらのおかんがこの場におったらど
ない言うと思う? きっとおかん、涙流しながらこう言う
んとちゃうか?」
柚葉 「おかぁはん、今まであんたに『人生に絶対は無い
でもな、人に迷惑だけはかけたらアカン』そう言って育て
て来たんやなかったか?」
コーラス同好会員B 「ううっ、おかぁはん」
コーラス同好会員A 「お、おい、なに敵の説得に涙流し
てんだ! ありゃ、作戦だぞ。 引っ掛かるんじゃねぇ」
コーラス同好会員B 「!!」
コーラス同好会員B 「や、やべえやべえ。 もうちょっ
とで奴等の作戦にのっかっちまう所だったぜ」

【●5ターン目●】
柚葉 「コーラス同好会の諸君、あんたらは完全に包囲さ
れている。 無駄な抵抗は止めて人質を解放せぇ!」
柚葉 「お前達、昨日の輪島の試合をみたか? 奴の試合
を見て心を動かされなかったか?」
柚葉 「輪島は、あの試合で、くじけてもくじけてもチャ
レンジする事が、どれだけ大切かを教えてくれたんや!」
柚葉 「今からでも遅ない。 人生をやり直そう!」
コーラス同好会員B 「ううっ、輪島ぁ~!!!!!!」
コーラス同好会員A 「いつまで敵の馬鹿話しに耳、傾け
てんだ! 輪島はとおの昔に現役引退してるぞ!」
コーラス同好会員B 「!!」
コーラス同好会員B 「や、やべえやべえ。 もうちょっ
とで奴等の作戦にのっかっちまう所だったぜ」

【●見つからない限界まで敵に接近●】
百合香 「OK、そっと近づこう・・」

百合香 「敵はまだ、こちらに気付いてない」
百合香 「いい、一気に突入して人質を救出するのが先
、 分かってる?」
由希子 「うん」
or
百合香 「敵は?」
由希子 「大丈夫、まだあたしらには気付いてないみたい

百合香 「いい、一気に突入して人質を救出するのが先、
分かってる?」
かほり 「大丈夫、いつでもOK!」
or
百合香 「敵は?」
かほり 「大丈夫、まだこっちに気付いてないよ」
百合香 「いい、一気に突入して人質を救出するのが先
、 分かってる?」
由希子 「うん」

【●見つからない限界まで敵に接近⇒敵を攻撃●】

(コーラス同好会員Aを1ターン撃破)
コーラス同好会員C 「あ、姉貴ィ!!」
コーラス同好会員B 「お前ら、なんてことを・・」
コーラス同好会員B 「見るが良い! お前らの行動が招
いた結果を!」
or
(コーラス同好会員Bを1ターン撃破)
コーラス同好会員C 「ん?」
コーラス同好会員C 「あ、こいつら、いつの間に!!」
コーラス同好会員A 「くそ~、生徒会の奴等! 俺達を
なめくさりやがってぇ!」
コーラス同好会員A 「みてろ、てめぇらの下手な作戦の
結果を!」
人質A 「ひ、ひえぇ~」
コーラス同好会員C 「かわいそう・・」
コーラス同好会員A 「なに言ってやがんだ、奴等は俺達
の正義を踏みにじったんだ。 今度は俺達が奴等の正義を
踏みにじる番だ!」
or
(コーラス同好会員Cを1ターン撃破)
コーラス同好会員B 「ん?」
コーラス同好会員B 「あ、姉貴ィ! 敵です!!」
コーラス同好会員A 「くそ~、生徒会の奴等! 俺達を
なめくさりやがってぇ!」
コーラス同好会員A 「みてろ、てめぇらの下手な作戦の
結果を!」
人質A 「ひ、ひえぇ~」
コーラス同好会員B 「姉貴ィいくらなんでもそれは・・」
コーラス同好会員A 「なに言ってやがんだ、奴等は俺達
の正義を踏みにじったんだ。 今度は俺達が奴等の正義を
踏みにじる番だ!」

人質A 「ひっ、助けてぇ!」
人質A 「うがぁ!」

人質救出条件  人質は救出できませんでした。

勝利条件    敵の全滅
敗北条件    百合香、かほり、由希子いずれかの死亡

【●部室前の人質救出成功●】
コーラス同好会員A 「な、な、なんだ?!」

百合香 「生徒会諜報部第三課だ。 人質は保護した、諦
めて投降しろ!」
コーラス同好会員A 「しまった!」
or
由希子 「生徒会諜報部第三課だ。 人質は保護した、諦
めて投降しなさい!」
コーラス同好会員B 「し、しまった!」
由希子 「さぁ、早く逃げなさい!」
人質A 「は、はい~!」
コーラス同好会員A 「くそ! こうなったら倒すまで!

or
かほり 「大丈夫?」
人質A 「ひ、ひい! 助かった~!」
コーラス同好会員B 「しまった! 生徒会!!」

勝利条件    敵の全滅
敗北条件    百合香、かほり、由希子いずれかの死亡

【●部室前の人質救出失敗●】
コーラス同好会員B 「ん?」
コーラス同好会員B 「あ、姉貴ィ! あそこ、誰か近づ
いて来るぜ!」
コーラス同好会員A 「何だとォ! くそ~、生徒会の奴
等! 俺達をなめくさりやがってぇ!」
コーラス同好会員A 「やいやいやい、近づいて来やがる
生徒会役員!」
百合香 「しまった、見つかったか?」
コーラス同好会員A 「みてろ、てめぇらの下手な作戦の
結果を!」
人質A 「ひ、ひえぇ~」
コーラス同好会員B 「姉貴ィいくらなんでもそれは・・」
コーラス同好会員A 「なに言ってやがんだ、奴等は俺達
の正義を踏みにじったんだ。 今度は俺達が奴等の正義を
踏みにじる番だ!」
人質A 「ひっ、助けてぇ!」
人質A 「うがぁ!」

人質救出条件  人質は救出できませんでした。

勝利条件    敵の全滅
敗北条件    百合香、かほり、由希子いずれかの死亡

(味方遺言一覧)
百合香 「まずい!一旦下がるわ!」
GAME OVER
由希子 「あっ、しまった!」
かほり 「由希子!」
由希子 「いけない! 一時撤退するわ!」
GAME OVER
かほり 「うそっ! そ、そんな・・・・」
GAME OVER
柚葉 「あっ、なんでなんや・・・・!」
GAME OVER
生徒会員 「文字と文字に挟まれてかなり読みにくい」
生徒会員 「と思うんだけど。 私、今とっても眠いで」
生徒会員 「す。 デバッグ続きで頭が壊れそうなの。」
生徒会員 「後ろでは、ネクストジェネレーションのビ」
生徒会員 「デオが流れている。 見てると集中できな」
生徒会員 「いから、BGMって感じです。 終わり。」
生徒会員 「やめてけれ・・・・」
生徒会員 「うわぁ!」
生徒会員 「ぐへれっ!」

(敵遺言一覧)
コーラス会員A 「会長、ご無事で!」(上級部員)
コーラス会員B 「正義は我にあり」
コーラス会員C 「神様・・・・」
コーラス会員 「さみしいよぉ」
コーラス会員 「教授を・・・・仇を討って」
コーラス会員 「マリアァァァッ!!」
コーラス会員 「鬼頭めぇ、お前だけは許さない」
コーラス会員 「パパ、ママ、もう一度逢いたかった・・・・

コーラス会員 「お前の正義が否定されても、自分を信じ
れる? 考えてみるが良い・・ぐはぁ!」
コーラス会員 「美代ちゃん、あたしも行くね・・・・」
コーラス同好会副会長 「おのれ、生徒会・・・・お前ら、絶
対間違ってるんだ!!」
(同好会員がまだ残っている場合に以下が挿入される)
コーラス同好会員 「副会長!」
コーラス同好会員 「せ、生徒会め、絶対に許さない!」
【●廊下の半分を突破●】
コーラス同好会副会長 「て、敵の侵入を許したのか!!
仕方あるまい、全員迎撃しろ!!」
コーラス同好会員 「了解!」
由希子 「百合香、人質があぶない!」
百合香 「早く、人質の所へ!」

【●投降勧告●】
百合香 「生徒会諜報部第三課だ! あなた達を逮捕する
おとなしく縛に付け!」
コーラス同好会副会長 「我々は生徒会などに捕まりはし
ない! なぜならば、我等は罪を犯していないからだ!」
百合香 「どこまで自分達を正当化すれば気が済むの!」
コーラス同好会副会長 「正当化などしていない! 我々
は無実、それが真実だ」

どうする百合香? 決断だ!
 話にならない、実力で敵を倒す
 更に投降を説得する

話にならない 更に投降を~
百合香 「たとえおまえ達が、自分の正義を行っていたと
しても、それが社会の正義だと胸をはって言えるのか?」
百合香 「今、おまえ達は確実に法を犯している!!これ
が本当に正義なのか?」
コーラス同好会副会長 「こうなったのは結果でしかない
! しかし、しかし、原因はそうではない! 全て鬼頭が
原因なのだ!」
由希子 「その結果があかんかったのよ! あんた達は既
に悪や!」
コーラス同好会副会長 「これ以上いくら語った所で話は
平行線をたどるのみだ! 我々は最後まで貫き通す! 我
々の正義を!」

【●部室内の人質救出●】
百合香 「大丈夫?」
人質 「ありがとう!」
or
由希子 「今の内に、早く!」
人質 「おおきに~」
or
かほり 「助けに来たよ!」
人質 「ありがたいっす!」

百合香 「後は、こいつらを倒すだけよ!!」
【●敵全滅●】
かほり 「倒したね・・」
百合香 「任務は完了・・・・」
百合香 「気付いてないよ、自分達も鬼頭と同じだったっ
て事」
コーラス同好会副会長 「ど、どう言う意味だ?」
百合香 「あなた達、自殺した美代ちゃんと同じ同好会の
仲間だったんでしょ?」
百合香 「なのに、どうしていじめられていた美代ちゃん
の心を救う事ができなかったの?」
コーラス同好会副会長 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
百合香 「あなた達が親身になって、美代ちゃんに接して
いれば、きっとこんな事起こらなかったよ」
由希子 「そうやね。 きっとあなた達、鬼頭に全ての罪
を着せる事で、自分自身に免罪符を出していたんや」
コーラス同好会副会長 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
百合香 「自分だけは加害者じゃない、なんてそういう気
持ち、きっとみんな持ってるよ。 けど、本当にそうじゃ
ない人なんていないと思う」
コーラス同好会副会長 「美代ちゃん、ぱっとしない娘だ
った。 別に無視してた訳じゃない」
コーラス同好会副会長 「でも、そう確かに後悔してる。
何か思い詰めた表情をしていたあの時、もし優しく話し掛
けていたらって」

コーラス同好会副会長 「みんな、降伏だ!」
コーラス同好会員 「ふ、副会長!」
コーラス同好会副会長 「生徒会役員、全員降伏します」
コーラス同好会副会長 「なお、この騒動は全て私が計画
煽動した結果。 どうぞ部下の罪が軽減されますようお願
いする」
百合香 「了解しました、上にはそう報告します」
コーラス同好会副会長 「生徒会役員!」
百合香 「はい」
コーラス同好会副会長 「感謝する」
(残存兵力がいる場合)
or
コーラス同好会副会長 「わかった、降伏する」
(残存兵力がいない場合)
百合香 「・・・・・・」
かほり 「どうしたの、百合香?」
百合香 「確かに、コーラス同好会の選んだ『手段』は許
されない物だよ。 でも・・」
百合香 「でも、鬼頭教授はもっと許されないよ!」
由希子 「百合香、鬼頭倒そうなんて思ってるんやないで
しょうね?」
百合香 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
由希子 「誰かに見つかれば、軍法会議やで」
百合香 「・・・・私達なら見つからずに奴等を倒せる」
由希子 「本気?」
百合香 「・・・・、」
百合香 「付いてきて、くれる?」
由希子 「本気・・・・、やのね?」
百合香 「うん」
かほり 「かほりは付いて行くよ、百合香本気だもん」
由希子 「分かった、行きましょう。 鬼頭を倒しに!」
STAGE CLEAR

百合香 「駄目だよ・・。 やっぱりできない」
百合香 「私達って、正義の名の元に戦ってる訳じゃない
。 考えたら、この任務に正義はないよ」
かほり 「あ、ずるい。 百合香さっきまで、やるって言
ってたじゃない」
由希子 「ずるいとかじゃないやん。 百合香がしっかり
と考え直して出した結果なんやで」
かほり 「じゃぁ、かほりも断る方にする~」
由希子 「意見は全員一致ね」
百合香 「そうね、気分は重たいけど、もう一度柿ノ木様
に会いに行こう」

百合香達は、この任務を断った。 しかし、翌日作戦は柚
葉小隊と美紀子小隊によって予定通り結構された。
コーラス同好会は、生徒会の軍勢を相手に必死の抵抗を試
みるが、しかし圧倒的な戦力の差は埋めれるわけもなく、
その部室一面に深紅の花を散らしたのであった。
STAGE CLEAR
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百合香達の倫理観を重視するか、敵を倒して経験値を稼ぐか

そこが問題だ